丹沢・檜岳山稜を歩く(シダンゴ山~秦野峠まで)

シダンゴ山

2018年11月23日金曜日、シダンゴ山から檜岳山稜、雨山峠、そして鍋割山と歩いてきました。その中でも今回は檜岳山稜、雨山峠までを紹介します。

地図

地図(画像)

檜岳(「ひのきだっか」と読みます)は丹沢の西寄りに位置する標高1166メートルの山で、アクセスが容易ではない場所に位置するためか、あまり人がいなく、静かな山歩きができるところです。

いちばんポピュラーな行き方は、新松田駅から富士急行バス「寄(やどりき)」行きに乗り、終点の寄から、寄大橋という橋を起点にして雨山峠、雨山、檜岳、伊勢沢ノ頭、林道秦野峠と通り、寄大橋に戻ってくるパターン、もしくはその逆回りになります。

今回僕は、寄バス停より「シダンゴ山」を目指し、そこから林道秦野峠に出て檜岳を目指すというルートを取っています。今回というより、過去に何度か来ていますがいつもこのパターンです。

寄バス停にあった案内板

寄バス停にあった案内板

バス停にはこのような案内板があります。でもここで降りる人のほとんどは鍋割山を目指します。この日、同じバスに乗った人でシダンゴ山に行こうとしていたのは僕だけだったようです。

シダンゴ山への入り口

シダンゴ山への入り口

シダンゴ山へは住宅の間を通り、茶畑のある急な坂道を登っていきます。写真はイノシシの防護柵ですが、ここに来るまでで結構疲れます。個人的にはここまででシダンゴ山を半分登ったようなものと思ってしまいます。

シダンゴ山

シダンゴ山

途中の道は省略して、シダンゴ山の山頂です。途中に水場もあり、寄バス停から60分もあれば着けると思います。ベンチが1つあり、山頂は周りを馬酔木(アセビ)でしょうか、囲まれています。奥に見えているのが檜岳山稜で、とんがったピークは伊勢沢ノ頭かと思います。

シダンゴ山

シダンゴ山

シダンゴ山は「震旦郷」と表記したらしく、かつてこの辺りに仏教を広めた仙人をシダンゴと呼んでいたという言い伝えがあるそうです。いずれにしろ変わった名前の山だし、カタカナで表記するので印象に残りやすいですね。

シダンゴ山を下山中

シダンゴ山を下山中

今度は林道秦野峠に向かいます。山の中にも秦野峠があって、それと区別するために林道秦野峠と呼ばれています。

ダルマ沢ノ頭入り口

ダルマ沢ノ頭入り口

シダンゴ山を下山し、林道とぶつかります。この林道を右側に向かってひたすら歩くと林道秦野峠に行きますが、僕はこの階段を登り、ダルマ沢ノ頭へ向かいます。

ダルマ沢の頭

ダルマ沢の頭

ダルマ沢ノ頭へは階段を登り切った後もかなり登ります。散々登ってたどり着いたピークは眺望も無く、しかもこの後またかなり下ります。最終的には林道秦野峠に出るわけですから、よほどのピークマニアではない限りは無理にここに来る必要はないと思います。僕は恐らく4回目ぐらいですが。

高松山との分岐

高松山との分岐

ダルマ沢ノ頭を下ってしばらく進むと分岐が出てきます。まっすぐ行くと高松山へ行けます。ここから林道秦野峠に向かって下りていくのですが、道があまり良くなくて、急斜面で滑りそうだし、特に雪の季節は怖いです。

林道秦野峠

林道秦野峠

「秦野峠林道」と書かれていますが、林道秦野峠と呼ばれることが多いです。ここは舗装された道路ですが、関係者車両しか通れません。たまに自転車の人を見かけます。

檜岳山稜入り口

檜岳山稜入り口

ひとつ前の写真の向かい側に、檜岳、雨山方面を指した道標があります。ここの登りも以前は道が荒れていましたが、今は修繕されていて階段があるので歩きやすくなっていました。

秦野峠へ向かう

秦野峠へ向かう

結構登ります。もうちょっと先へ行くと両側を左のような柵で囲まれた狭い道を歩きます。

日影山分岐

日影山分岐

途中でこの道標が出てきます。道標が指していない奥へ行くと日影山方面になります。ただし「山と高原地図」では破線ルートとなっている場所です。

秦野峠へ

秦野峠へ

先ほどの道標を雨山峠方面へ少し下っていきます。すると沢を渡ると書かれた道標が出てきます。僕はここの沢に水が流れているのを見たことはありません。

秦野峠

秦野峠

秦野峠に着きました。ここまでは序の口で、檜岳山稜はここから先の登りがきつくなってきます。次回に続きます。

 

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