「東京エクストリームウォーク100」に参加しました。小田原から東京・有明までの100㎞の道のりをひたすら歩くイベントです。イベントが終わり、すでに1日が経ちましたが、脚はボロボロです。チェックポイントごとに区切って振り返りたいと思います。
前日~当日朝
当初は自宅から始発で小田原まで行こうかと考えていましたが、万が一電車が事故って動かないとかになると困るので(小田急はちょいちょいそれがあるし)、前泊しようと小田原に宿を取ろうと思いました。
しかし皆考えることは同じだったり、遠くから参加する人もいるからでしょう、思い立った時にはすでに小田原はおろか周辺1駅分まで宿は空いてませんでした。平塚でやっと東横INNを押さえることができたので、家人を連れて平塚で前泊しました。
当日朝、平塚からJR東海道本線に乗り小田原へ。すでにザックにゼッケンをつけている人、事前にもらったマスクをしている人など、明らかに参加者だとわかる人や、きっとこの人も・・という感じの人も乗っていました。僕はどちらかという後者だったかな。小田原駅には7:05に着きました。
受付で誓約書を渡し、ワセリンとLEDバッチ、アミノバイタルなどを受け取ります。すでに早いスタート組が出発したりしていますが、僕のスタートは8時過ぎなのでしばしのんびり待ちます。なお、イベントゲストとして、お笑いのパンサー尾形が応援に駆けつけてくれて「サンキュー」を連呼していました。スタート場所にいて、ツーショットを撮ってもらっている人もたくさんいたので、自分も撮らせてもらいました。
第1CP:平塚漁港しおかぜ広場まで(22㎞)
8:05ごろだったでしょうか、予定よりも10分ほど早くスタートしました。100㎞ウォークの始まりです。この時は「いよいよ始まった!100㎞歩き切ってやる。」という思いでスタートしました。
スタートはウェーブスタート方式で、1回につき50人前後が歩きだします。スタートはもっと人でごった返してペースが遅いものだと思っていましたが、僕はその先頭にいることができたので、初っ端から自分の計画していたペース(時速6㎞)で歩くべく飛ばします。
スタートから約30分、酒匂川を渡ります。ここまでに自分よりも先にスタートした人たちを何人も抜いていきます。10分/km を維持している感じです。これならチェックポイントには早めに着きそうだ。
国府津駅のちょっと手前になります。東京まで82㎞と表示されているのを見て「いや、それよりももうちょい長い距離を歩くんだけどね」なんて思ったりしながらも長いと思ったり。まだまだ始まったばかりです。国府津駅の外にある公衆トイレに寄りました。コンビニだと参加者が並んでいたりするので。
ここで係員の方に導かれて反対車線にわたります。このイベントでは要所でボランティアスタッフの方がいてくださるので、道に迷うようなことはありません。
スタートから3時間強で平塚市内に入りました。ここで18㎞ちょっとでしょうか。もはやこの辺のことはあまり記憶に無いので、順調だったのだと思います。お昼近くになると気温も上がってきて、長袖シャツに半袖シャツを重ね着している身としては暑くなってきました。
スタッフに促されて海岸へ。最初のチェックポイントはもうすぐです。
11:55、最初のチェックポイント、平塚漁港しおかぜ広場に着きました。計画では12:56に着く予定だったので、1時間早い計算になります。1㎞を10分前後、9分台が多かったのが要因でしょうか。思ったよりもハイペースで来られたので休憩を20分以上取ってからスタートしました。
写真はエイドでもらったカレーパンです。ほかにミカンとペットボトルの水を1本頂きました。
この時は24時間は余裕で切れそうだし、密かに狙っている22時間切りも可能なのではと思っていました。
第2CP:湘南海岸公園クラゲ広場まで(34㎞)
しおかぜ広場を後にし、湘南大橋を渡って相模川を越えると茅ヶ崎市に入ります。するとすぐに柳島海岸交差点というところから海沿いの道に入っていきます。
海を見ながら歩くなんて良いねぇなんて最初は思いながら歩いていました。この写真の中央奥、濃い色の半島が見えると思いますが、あれが江の島で、次はあの辺りまで歩くわけです。
何やらイベントっぽいテントがありました。そしてその奥には烏帽子岩こと姥島が見えました。穏やかな休日のお昼を過ごしている人々の横を、ゼッケンをつけた変わり者(誉め言葉)たちが続々と歩いているのです。
江の島がはっきりとわかる場所まで来ていますが、それでもまだ遠く感じます。日差しも強くて早くも気分的に「俺は何をやっているんだろう」と思いました。
そしてさすが湘南、海を楽しむ人たちは誰もが日焼けをしていて、老若男女サーファーって感じの人がたくさんいました。途中で「がんばって」と声をかけてくれるご夫婦もいて、励みになりました。
ようやく「江の島」と呼べる範囲の中に入ってきました。チェックポイントはもうすぐかなと思ったけど、ここからまだ1.5kmぐらいは歩きました。先ほどの海岸よりも週末を楽しんでいる人たちが多かったです。
第2チェックポイント「湘南海岸公園クラゲ広場」に到着しました。第1チェックポイントから2時間10分ぐらいで到着したでしょうか、ここも計画より1時間ほど早いです。
ここでは赤飯のおにぎりとジュース、和菓子を頂きました。
計画では各チェックポイントでの休憩時間は15分から20分を予定していましたが、ここでも20分以上休んでいたでしょうか。前倒しで来ているからいいかと思ってのんびり休憩しました。
休んでいると、目の前に主婦と思しきグループの人たちがやってきて休憩を始めました。そのうちの一人が次のチェックポイントでリタイアするかもみたいな会話をしていて、ここまで来れただけでも大したものだよと思いました。普段、意識したって34㎞も歩かないでしょうし。
ちなみにここは関門時間があって、18:30までに通過しないと失格となってしまうし、もしギリギリで通過したとしても、次のチェックポイントまでジョギングに近い速さで3時間以上あるくことになるようです。
第3CP:横浜市児童遊園地まで(54㎞)
休憩後、次は藤沢を経由して戸塚へと向かう20㎞の道のりです。まだ15時過ぎだというのに、陽が傾いているのが11月、冬に差し掛かっているって感じですね。でもそれほど肌寒さはなく、朝からずっと同じ格好でいます。
このあたりはイベント参加者と江の島に遊びに来た人、地元の人が入り乱れてちょっと歩きにくかったですね。こういうことも含めて行程時間を若干プラスした計画を立てていました。
藤沢方面へ向けて北上しているとき、膝に違和感を覚えました。そして膝裏の筋が痛み出してペースダウン。おいおい、まだ前半だぞと思いながらゆっくりめのペースで歩きます。
しばらく進んだ後、耐え切れずに痛み止めとしてバファリンを服用し、じきに痛みが和らいだのでペースを戻しました。
このイベントの名物でしょうか、箱根駅伝でも有名な遊行寺坂を上っていきます。長い登りが続く坂で、ここは皆さん苦労するそうです。
僕は坂道が得意というか好きなのかわかりませんが、平坦な道と同じペースでガンガン進んでいきました。そしてこの区間では後からスタートした「エキスパート部門(24時間以内に完歩)」のゼッケンをつけた人たちに抜かされていきます。さすがガチ勢(僕がそう思って呼んでいる)だなと。
そんなガチ勢の人についていくようにこの坂を上っていきましたが、さすがに彼らは速い。坂はどうにかついていったけど、坂が終わるとみるみる差をつけられてしまいました。
日が暮れました、しかし着実に、少しずつですが東京に近づいていることは確かです。とはいえ、まだ54㎞地点にも到達していないので、半分も進んでいないのです。
戸塚駅前にやってきました。この辺りは良いペースで歩けたかと思います。さすがにスタート直後の時速6㎞は出せていませんが、それでも時速5㎞以上は出ていたかと。一応、adidasのランニングアプリで1㎞ごとのペースを計ってはいたので。
第3チェックポイント「横浜市児童遊園地」に着きました。この公園の敷地内、ずいぶん上り下りさせるんだな・・・。
魚肉ソーセージか菓子パンをもらえるとのことで、パンを食べる気にはなれなかったので魚肉ソーセージを頂きましたが、ソーセージの封を切るのに歯で噛み切る必要があって、いろいろと歯医者のお世話になっている身としては、50も過ぎた歯でそれは無理だろうと、ザックの奥底から山にもっていってるミニ3徳ナイフを取り出し、ハサミで開けて食べました。あと、この日初のコーラも頂きました。
ここも計画より1時間早く到着したことで、これはいよいよ22時間切りもできるのではと思いましたが、50㎞以上から先は自分にとって未知の世界、そう上手くはいかないものですね。
続きは後編に。
オマケ
ここまでの区間でトイレに行った回数:2回
- 国府津駅
- 柳島海岸交差点から海へ向かう途中の公衆トイレ
30㎞ぐらい歩く中でトイレ2回って少なっ!
食べたもの
- カレーパン
- ミカン1個
- 赤飯おにぎり
- 和菓子1個
- 魚肉ソーセージ
- ウィダーインゼリー(コンビニで購入)
- 塩羊羹1個
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