丹沢の最東端ともいえる鳶尾山と八菅山

鳶尾山

2022年12月3日、丹沢の最も東に位置する山域を歩いてきました。山と高原地図には載っていないぐらいの端っこです。愛川町にある鳶尾山(とびおさん)と、八菅山(はすげさん)です。

鳶尾山と八菅山ってどこ?

そもそも「丹沢の最東端」と書きましたが、鳶尾山とか八菅山はどのあたりにあるのかと言うと・・・

地図

丸で囲ったあたりに鳶尾山と八菅山はある

東側には相模川、西側がよく言われる「丹沢」の山域で、本当に端っこになります。アクセスはというと小田急線の本厚木駅から神奈中バスで「半原」行きに乗り、そのまんま「鳶尾山前」というバス停で下りるのがいいかと。僕はとある理由からさらに2つ先の「東谷戸入口」というバス停で下りてスタートしましたが。

何年か前の10月後半に、上の画の「厚木市」と書かれているあたりを歩いた際、大量のヒルに襲われるという経験をしているので、いまぐらい寒くならない限りは今回の場所も歩くことはないだろうなと思うのですが、どうなんでしょうね。9月ぐらいだったらやはり出てくるのだろうか。

では行ってみましょう。

日本最古の三角点がある鳶尾山

ハイキングコース入口

ハイキングコース入口

鳶尾団地のそばにハイキングコースの入り口があります。「鳶尾山前」バス停からなら5分強でここに着くのではないでしょうか。右手の公園は天覧台公園というそうです。

案内板

案内板もある

このように案内板があって親切です。ただし道中はこのような案内板はありません。よくある道標のみです。そして階段をよく見てください、結構登っています。

山道

階段を登り切ったところ

階段を登りきると目の前はもう山です。なぜか住宅と山のギャップがすごいなと思いました。

山道

結構登る

初っ端から結構登ります。誰にも会う気がしない、そんな道に思えました。

山道

何か見えてきた

何やら鳥居が見えてきました。

鳥居

金毘羅社

金毘羅社と書いてあります、神社があるのだろうと先へ行きます。

金毘羅社

金毘羅社

ありました、鳶尾山金毘羅社。小さくて逆に驚きました。写真右手のほうにベンチがあって、ここで男性が休憩していました。誰にも会わないんじゃないかと思ったけど、早速会ったわけですね。

展望台

展望台

金毘羅社を過ぎて少し行くと、展望台が出てきました。結構高いです。

展望台からの眺望

展望台からの眺望

展望台からの眺望

大山方面

曇っているので眺望はいまいちでしたが、360度見渡せます。大山なんて山頂のほうは雲かかってましたからね。もっと晴れている日を選んでくりゃいいものを、なぜ曇りの日に山に行くのか。

日清戦没碑

日清戦没記念碑

展望台のすぐそばにあったのが日清戦没記念碑。その名の通り日清戦争で亡くなった方を弔うための碑だと思うのですが、これ以上詳しいことは分かりません。厚木市のページにも鳶尾山ハイキングコースの案内に名前が出てくるだけで説明などは無さそうでした。

山道

山道を歩く

ここからは一旦下ります。急ぐ必要もないのでのんびり歩いてましたが、金毘羅社で休憩をしていた男性がいつの間にか前を歩いていました。きっと展望台にいる間に通ったのだと思いますが、まったく気が付かなかった。

道標

道標は割と多い

道標は要所にちゃんとあって、低山だと枝道が多いけど迷う心配はなさそうです。

山道

歩きやすい道

こんな感じでとても歩きやすいのです。この後トレランの人たちに抜かれました。

アズ?アズとは?

この山火事注意の看板に書かれている「アズ」って何でしょうかね?山芋を掘る人たちへの注意書きなので、山芋に関連する言葉なんでしょうけど、ちょっとググった限りでは答えが見つけられませんでした・・・。

鳶尾山

鳶尾山山頂

先ほどの道標からちょっと登って鳶尾山に到着しました。ハイキングコースの入り口から30分ほどの行程でした。立派な石碑が2つ建っています。

三角点

三角点あった

三角点がありました。なんでもこれは最古の一等三角点のうちのひとつだそうです。

記事冒頭の写真の説明板から読み取ると、明治43年(1910年)にはこの三角点は存在していたってことですかね。明治時代の前半には三角点を定めていたようなので、もしかするともっと前からあったのかもしれませんね。

なお、山頂は広くて、ベンチもあって眺望もあるので休憩にはうってつけですが、いかんせん曇っていて寒いので先を行くことにしました。

八菅神社と八菅山へ

山道

ここは桜の名所らしい

鳶尾山を過ぎるとすぐにこのような歩きやすい道に出ます。なお、鳶尾山を発つタイミングで年配の方のグループが登ってきました。すでに薄々感じていましたが、どうやらこの鳶尾山ハイキングコースは年配者に人気のあるコースのようで、それは実際に歩いてみて分かるような気がしました。歩きやすく、急峻な登りも無い、距離も標高もほどほどなので。

ところで、ここは桜の名所らしくて、でかでかとそのような表示があったような記憶があります。桜の季節に来てみたいですね、どんな感じなのかを見たい。

山道を下る

山道を下る

やなみ峠

やなみ峠

鳶尾山を下っていくと舗装路が見えてきます。そこは「やなみ峠」という場所で、ここからしばらくは舗装路歩きをします。こちらから鳶尾山へ向かう人たちも多いようです。

舗装路

しばらくはこんな感じの道をひたすら

およそ20分ぐらいでしょうか、こんな感じの舗装路をひたすら歩きました。すれ違う人も数名いて、散歩コースまたはランニングコースとして利用する人もいるようです。結構寂しげな道だったんですけどね。

八菅山周辺の案内図

八菅山周辺の案内図

八菅山いこいの森と呼ばれているんですね、この周辺は。先ほどの道はどこからきたかと言うと、上の案内図の左上、青い鳥(カワセミ)が描かれていますが、そこから左下のキャラクターのちょい右に「社務所」というのがあって、ちょうどそのあたりにいることになります。

八菅神社

八菅神社

八菅神社から山を目指します。

八菅神社

八菅神社

これを見て「はすけさん」だと思ったのですが、よく見ると「げ」と濁点がうってありますね。以前はこういう説明をその場で読んで理解したつもりでいましたが、通り過ぎると忘れてしまうので写真に残すことにしています。

八菅神社

八菅神社

八菅神社

八菅神社

これまたエグい階段を登っていきます。「女坂」もあったのですが、ここは階段を行くべきでしょうと。ただ、この階段はステップが狭くて、場所によってはつま先しか乗っからないようなところもあって注意が必要でした。

八菅神社

八菅神社

登った先に八菅神社。横に長い建物でした。この左手側から先へ行きます。

八菅山

八菅山

神社の裏手に行くと、アスレチックのような遊具がいくつかありました。右奥に見えるのはトイレでです。これを道なりに行きます。

八菅山

八菅山

鳶尾山から45分ぐらいで八菅山に着きました。ここにも展望台があったので登ってみます。

八菅山

八菅山からの眺望

東側が広く見渡せます。これはたぶん都心のほうを向いていたかと。

八菅山

八菅山

山頂には鐘があったので鳴らしました。

ゴルフ場方面

ゴルフ場方面

ここからは神社方面に戻るか、先へ行ってゴルフ場を突っ切って上荻野バス停へ行くのが良いようです。僕はと言うと、ゴルフ場に沿って歩いて、ちょっと鬱蒼とした山道を下りて中津川が流れる方面に行きました。

ゴルフ場

ゴルフ場

ゆるいハイキングをするのであれば、上荻野バス停へ向かって終わらせるのがいいと思います。中津川方面へ行くのはちょっと変わり者です(危険ではないけど)。なので、もしここから先を知りたいという場合は、ヤマレコにも同じような記録を掲載しているので、そちらをご覧ください。

山行記録: 鳶尾山〜八菅山〜富士居山〜向山〜大峰
2022年12月03日(日帰り) 丹沢, ハイキング / hiroumiの山行記録

 

 

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