改修工事の終わった高尾山の稲荷山コースを歩く

稲荷山コース

4月22日、高尾山の稲荷山コースを歩いてきました。稲荷山コースは今年に入ってすぐの1月10日から3月末まで、コースの改修工事のため通行止めとなっていました。4月になって開通したので、どのように変わってきたのか見てきました。

高尾山と稲荷山コース

高尾山といえばもはや説明も不要かもしれない、東京都八王子にある標高599メートルの山で、ミシュラン観光ガイドで3つ星評価がされて以来、登山者だけでなく普通の恰好をした人たちも訪れるいわば「観光地」となっています。

高尾山には山頂に行くまでに何通りかのコースがあり、1号路から6号路の他に今回紹介する稲荷山コースがあります。稲荷山コースがもっとも山道っぽさがあることから、本格的な山歩きが楽しめます。ここに改修工事が入ったということです。

稲荷山コースを登ります

高尾山駅

清滝駅

写真は高尾山のケーブルカーとリフトが発着している清滝駅です。駅舎にでかでかと「高尾山」と書いているので、高尾山駅と思っている人が多いのではないかと思いますが、「清滝駅」です。ここからケーブルカーとリフトで登った終点が「高尾山駅」になります。

稲荷山コースには写真左側の道路を進んですぐのところ、ケーブルカーの改札の真横に登り口があります。

稲荷山コース登り口

稲荷山コース登り口

ここが登り口で、小さな橋を渡るとさっそく階段が始まります。

稲荷山コース

手すりがあって安心

1号路は舗装路ですが、稲荷山コースはこのような土の上を歩くコースなので、僕は高尾山を登るときは9割がたここを行きます。たまに6号路とか琵琶滝から2号路とか3号路を使うぐらいです。

稲荷山コース

改修された箇所がでてきた

おっと!さっそく出てきました。改修工事とは、このような木段を設置したのがそれのようです。足元の危険を少なくしているわけですね。

稲荷山コース

改修工事後の道

出てくる出てくる、このような木段が。

稲荷山コース

木段の道

もう、こんなですよ!段差は極力少なく、スムーズに足が運びやすいのでとても歩きやすいです。

稲荷山コース

木の根っこの上を歩くように木段が敷かれている

稲荷山コースは、木の根っこが張りだしている箇所が多く、そのような場所では根っこを踏まずに行けるように木段が設置されていました。これも歩きやすい。

稲荷山コース

延々と木段が続くよ

凄いですね、山道というよりは階段を登っていく感じ。ここも根っこを踏まずに行けるようになっていましたね。

稲荷山コース

観光地風階段

ここもかなり変わって、とても安全な階段に変わっています。稲荷山コースって普段あまり写真を撮らないので、以前がどんなだったかここで見せられないのが残念ですが、この場所の変わりようは今回いちばん驚きでした。

稲荷山コース

稲荷山展望台の手前

以前の階段を残しつつも木段を敷く。これで少しは段差が縮まったかな、ちょっと覚えていません。ここを登りきると稲荷山の展望地に到着します。

稲荷山コース

稲荷山

かつては東屋がありましたが、写真のようにステージのような台の上にベンチがいくつかあるだけの休憩所になってしまいました。万が一の雨の時によかったんだけどなぁ。

稲荷山コース

そのままのところももちろんある

登りではない平坦なところはそのままの状態を保っているところもありましたが、この先も木段は多いです。

稲荷山コース

狭いところ

終盤にきて道幅が狭いところですね。ここは人が多いと渋滞しそうです。

稲荷山コース

ラストの階段

山頂への長い階段もこのようにリニューアルされています。階段が嫌な場合は右方向にゆったりと登っていくコース(公衆トイレ経由)があるので、そちらからも山頂へは行けます。

写真左側に行くと山頂を巻いてしまいますのでご注意。

高尾山頂

高尾山頂

はい、山頂に着きました。朝9時頃だったのでまだ人は多くはありませんでした。

改修された稲荷山コースを歩いた感想

まずは、とても歩きやすくなりました。足元も以前よりも安全に感じました。

登っていく途中で、「こんなんじゃ登る意味ないね」みたいな会話をしている人がいましたが、山登りという括りで言ったらそうかもしれません。

しかし高尾山は今では家族連れや外国人など、山登りではなく観光といった感覚で訪れる人が多いと思います。彼らが無事に登ったり下ったりできるためにも、東京都や八王子市は安全策を講じないとならないと思うので、この改修は正解だと思っています。

山を歩くというつもりであれば、奥高尾へ行くか、南高尾山稜や北高尾山稜を選んだ方が良いのかもしれませんね。

 

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