矢ノ音南尾根を登る

吉野矢の音

2025年1月26日(日)、相模湖駅から矢の音、そしてイタドリ沢ノ頭を通って藤野駅まで歩きました。矢の音までは地形図にも道が描かれていない尾根を登り、大久保山、テシロといったピークを通過しています。今回はその尾根を中心に紹介していきたいと思います。

アクセス

相模湖駅から矢の音までの地図

今回歩いたのは、地図のオレンジで囲んだ「矢ノ音南尾根」です。囲んだところのてっぺんにある633メートルのピークが吉野矢の音になります。そして右下には相模湖駅があります。

尾根のとりつきまでは相模湖駅から徒歩です、20分程度で着きます。

相模湖駅から

相模湖駅

相模湖駅

JR中央線の相模湖駅です。当日、自分以外にも多くの人が下車しましたが、私と同じ方向に歩いて行った人は皆無でした。きっと石老山とか城山方面に行ったのでしょうね。

ラーメンセンター

ラーメンセンター

駅からほぼ線路沿いに歩いていくと国道20号線(甲州街道)とぶつかります。そうすると見えてくるのが、かつての「ラーメンセンター」の建物、いまは「ラーセン餃子」と名前が変わって、テイクアウトの餃子店になっているようですが、その建物の手前の道を入っていきます。

貝沢

左手にピンクテープが

道を入って1分も歩くと、左手にピンクテープが出てきます。ここから沢に下りていきます。

貝沢橋

貝沢橋のプレートあり

沢に下りてきました、ここには「貝沢橋」と書かれた古びたプレートがありますが、以前は橋があったようですが、いまはありません。沢は渡河します。水量が少なかったので余裕でした。

沢を渡る

沢を渡る

ただ、石はグラグラしていました。

ピンクテープを探して歩く

ピンクテープを探して歩く

ピンクテープに従って歩いていきます。この道はラーメンセンター方面に向かっています。せっかく北上したのにすぐに南下とは。

何やら出てきた

何やら出てきた

広いところに

広いところに

与瀬一里塚という場所に出てきます。写真では道が見えますが、これを行くわけではありません。写真右側を見ると・・・

尾根の取りつき

尾根の取りつき

尾根の取りつきはこっちです。ピンクテープが導いてくれます。

大久保山、寺山へ

矢の音南尾根

尾根を登る

木が邪魔をしますが、尾根上に道がちゃんとあるので、ピンクテープも探しながら登っていきます。初っ端から急登です。

矢の音南尾根

歩きやすいところもあり

このような明るくて開けた場所もあり、快適に登って行けます。いや、結構急なので足取りは重いですが。

矢の音南尾根

振り返ると相模湖

相模湖が見える高さに来ました。木々の間から山以外の景色が見えるところが割と好きです。登ってるなぁって気がするからでしょうか。あと、足を休める理由にもなりますね、景色を見入るってことで。

矢の音南尾根

水源の森林

地図に道が描かれていないにも関わらず歩きやすいのは、「水源の森林」の作業道だからなんですかね。枝を伐採して、それが多数落ちているようなところもあったし。

矢の音南尾根

ピンクテープがあって間違えることは無さそう

こういう尾根上の道ではピンクテープは、まあ当てになるほうじゃないかと思います。もちろん、絶対的に信用するのはダメなので、GPSや地図アプリも見ながら進みます。

矢の音南尾根

二手に分かれてます

標高410メートルぐらいの場所です。ここで尾根が二手に分かれます。大久保山には右手の方へ進みますが、その前に左手の方へ寄り道します。

矢の音南尾根

なだらかな道

若干下りますが、基本なだらかな道を真っすぐ行きます。

寺山

寺山

すぐに寺山(400m)に到着します。表札みたいなプレートですね。寺山さんの土地なのでしょうか。

寺山

寺山

近寄らなかったのですが、小屋なのか何なのかわからない建物がありました。写真右手の方にはテレビアンテナのようなものもありました。ますます寺山さんちなのかと思ってしまいます。

矢の音南尾根

分岐に戻ってきました

分岐に戻り、尾根を進みます。

大久保山

大久保山

こちらもすぐに到着します、大久保山(416m)。別名「オオランジ」とも言うそうです。木の高いところに山名プレートはあります。下ばかり見ていると見落としてしまいそうですね。周りは木に囲まれていて眺望はありません。

テシロ、そして矢の音へ

矢の音南尾根

誰にも会いません

先へ進みます。道は明瞭で、誰にも会わない静かな山歩きができます。高尾陣馬地域とはいえ、ここまで静かだとはと思いましたが、駅から同じ方向の人がいなかったぐらいだから、そりゃそうですよね。

矢の音南尾根

伐採した枝が多い

道はこのように伐採した枝が多数落ちていて、若干の歩きにくさもあります。一般の登山道ではないので仕方ないですね。枝を切ってる分、尾根は明るいので。

矢の音南尾根

1か所だけ岩場が

尾根上に1か所だけ岩場がありますが、これは余裕で乗り越えられます。それにしても奥の方に見える登りがなかなかエグいですね。

矢の音南尾根

最後の急登

そのエグい登りです。ここが最後の急登であり、矢の音はもうすぐです。この辺りに来るとなかなか脚が前に進みません。

吉野矢の音

吉野矢の音

着きました、吉野矢の音(633m)です。前回ここに来たのは2016年7月なので、およそ9年ぶりってことになります。ここは山頂というよりは通過点のように思えてしまいます。ひっそりとして誰もいませんでした。

ここまでの登りをダイジェストでYouTubeに上げていますので、参考までにリンクを貼っておきます。

ここまでが矢の音南尾根の記録となります。道は明瞭とはいえ、地図には道が描かれていないので注意してください。矢の音以降のルートは次回に続きます。

合計距離: 7.86 km
最高点の標高: 624 m
最低点の標高: 180 m
累積標高(上り): 479 m
累積標高(下り): -467 m
総所要時間: 03:13:15
Download file: a22588067229c70d17362a453380de16.gpx
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