戸倉城山と盆堀山

戸倉城山

2022年10月1日、この日は都民の日ですね。だからってわけではありませんが、久々に山に行きました。奥多摩と言ってもわりと手前のほうに位置する低山、戸倉城山に行きました。今回はあまり距離を歩きたくないという理由から、短時間で終わるだろうというコースを選んでいます。

武蔵五日市駅からスタート

武蔵五日市駅

武蔵五日市駅

JR五日市線で終点の武蔵五日市駅に着いたのは8:00ごろ。トイレなどを済ませて出発します。戸倉城山は駅からバスで戸倉バス停まで乗ればすぐに登山口になりますが、大した距離ではないので駅から歩きます。

戸倉城山

あれが戸倉城山

檜原街道をひたすら歩きます。途中まで反対側の歩道を高校生たちが大勢歩いていましたが、途中から別の道へと流れていきました。15分ぐらい歩いたところでしょうか、目の前に目指す城山が見えてきました。

戸倉城山

戸倉城山

戸倉城山は標高434メートルの低山ですが、頂上までは結構な急登をいくと聞いています。今回なぜこの山を選んだかというと、「多摩百山」と「東京里山100選」に含まれているものの、未踏の山だったのでいつか行かないとなとずっと思っていたからです。さらにはその先に、これまた「東京里山100選」に含まれる盆堀山があって、そこも未踏なので片づけてしまおうという目的でした。

光厳寺への坂道

光厳寺への坂道

今回は光厳寺側から取りつきます。戸倉バス停を利用したらここは通らなかったと思います。

光厳寺

光厳寺

光厳寺

光厳寺

光厳寺の前を通ります。当たり前ですが、お寺ってのは静かで厳かな気持ちになります。この門の前で小休止して、いよいよ山道に入っていきます。

くもの巣と格闘しながら急登を行く

城山へ

光巌寺から城山へ登る道

光厳寺からすぐにこの道標が見えて、ここから登山道が始まります。ストックなどをお持ちじゃない方は、ここに立てかけてある杖代わりの棒をひとつ持っていくことをオススメします。

城山への登山道

城山への登山道

道標がさす方向を見るとこんな感じです。この時点でちょっと嫌な予感はしましたが、来た以上は進むしかありません。

くもの巣が多い

くもの巣が多い

歩き始めて2分としないうちに顔にくもの巣がかかりました。やはり!10月とはいえまだこの時期はくもの巣が多いんですよね。この後も何度も目の前にくもの巣が現れるので、ストックを1本出して前を払いながら進みます。払ってもなぜか顔にかかるんですけどね。何で奴らクモは人が通るところに巣を張るんですかね。本当に鬱陶しい。

この後も草木に挟まれた道では必ずといっていいほどくもの巣がありました。

急登始まる

急登始まる

そして急登が始まります。道標にもわざわざ括弧書きで「急坂」とあります。目の前を見るとその名の通り、急な登りが続いているのが分かります。

急登

急登

急登を登っていきます。こんなところでもくもの巣がでてくるので油断できません。

急登

急登

低いところから一気に登っていく、そんな急登です。しかし距離はそんなにないので、いずれ終わりが来ます。

城山

頂上はもうすぐ

岩場を登っていくのかと思いきや、巻いていく感じで登ります。写真の柵を曲がったら結局岩場を登るようになるのですが。これを行くと頂上はすぐそこです。

戸倉城山到着

城山

戸倉城山到着!

着きました、戸倉城山。光巌寺から30分ぐらいで頂上まで来ることができました。ベンチがたくさんあって、眺望もあります。

城山

山頂からの景色

山頂からは五日市方面を見渡すことができます。昔ここにはお城があったとのことですが(だから城山って言うんだけど)、この眺望を見るとなるほどと思います。ここからなら街の様子が手に取るように分かったでしょうね。

城山

戸倉城の説明

山頂には「戸倉城」の説明もあります。

城山

山頂の様子

今回、「多摩百山」と「里山100選」をゲットするために来たのですが、そういう機会でなければここにはそうそう来ないと思います。そういうこともあって、眺めのいい山頂で30分ぐらい、のんびりと休憩しました。割と良いところだなと思いつつも、もう一度来るかどうかというと、来ないかもしれないし。

そんなことを思いながら山頂を後にしました。

盆堀山、そして荷田子まで

分岐

分岐

続いて「東京里山100選」のひとつ、盆堀山へ向かいます。写真の道標の「荷田子・臼杵山」方面へ進みます。城山へは道標の「西戸倉」方面から登ってくるのが一般的なルートだったのでしょう。僕は大体そういうところを外してきちゃうんですね、なぜか。

盆堀山へ

盆堀山へ

ここもメインルートの一部なのでしょう、くもの巣がほとんどありませんでした。それとも誰か先に歩いていたのかな(あとでヤマレコ見たら、僕が城山に着く10分ぐらい前まで山頂にいた人がいました)。

分岐

十里木への分岐

ここで十里木方面へ下る道と分かれます。僕はそのまま荷田子方面へ行きますが、この分岐を過ぎたらまたくもの巣が増えてきました。本当に油断ならない。

盆堀山

盆堀山に着いた

しばらく歩いていたら唐突に出てきた道標。そしてそこが盆堀山でした。一応ピークではありますが、山頂についた感がほとんどありません。

独標

独標 東京350とは

道標の後ろに独標がぶら下がっています。この「東京350」というのは、無名のピークにもぶら下がっていたりするのですが、誰がつけてるんでしょうね。

ここはピークが狭くて眺望もないので、写真だけ撮ってすぐに荷田子目指して進みました。

荷田子へ

荷田子へ

目的の2座を踏んだらもうさっさと終わらせたい気分でしたが、くもの巣は相変わらずあるし、コルとピークを何度か通過するし、荷田子までがとても長く感じました。

道標

道標

このように道標が随所にあるので、迷ったりすることはないのですが、そういえば奥多摩の道標って距離が書かれていないのが多い中で、これはちゃんと書いてありますね。それとも最近設置されたような道標には記載があるのかな。

臼杵山

臼杵山が見える

途中で臼杵山が見えました。かなり前に向こうからこちらに下りてきて、荷田子に下りたことがあるので、その歩いた線をつなげるためにも今回は荷田子まで行こうと決めていたのです。

荷田子峠

荷田子峠

荷田子峠に来ました。ここから道標が指している右側へ行って下っていきます。

下山

荷田子から下りてきました

荷田子峠から15分ぐらいで下山しました。動物除けの柵があって、その近くで後から下りてきた人に抜かれました。臼杵山方面から下りてきたのだろうか。

今回は山の中には2時間半もいませんでした。こんな短い山行はあまりなかったのですが、体力も低下している今ならではだと思います。もしかするとこのままこんな感じの山行にシフトするかもしれませんが・・・。

秋川沿いを歩いて武蔵五日市駅へ

あとはひたすらロードを歩いて武蔵五日市駅まで行きます。

秋川

秋川の流れ

秋川の流れを見ながら歩いていきます。河原に下りられるところが途中であったから、下りようかと思ったけどそのまま道路を歩いてしまいました。しばらく進んでからやっぱり下りてみればよかったなんて思ったり。

瀬音の湯

瀬音の湯の敷地内で休憩

そのまま瀬音の湯の敷地内に来たので、ベンチでちょっと休憩しました。せっかくお風呂の場所に来たのだから入ればいいのにと思う人もいるかもしれませんが、着替えなどを持ってきていないし、このようなベンチのある場所があるとも思っていなかったので当初は素通りの予定でした。

ここは山を始めたばかりの2011年とかその前後にいちど立ち寄ったことがあるぐらいで、それ以来ですかね。今度はちゃんとお風呂に入る予定で計画を立てようかなと思いました。

秋川

秋川再び

瀬音の湯を後にして、檜原街道とは別の道をひたすら歩きます。再び秋川を眺めながら進みます。

秋川

河原に下りた

秋川

河原に下りた

途中、河原に下りられるところがあったので下りてみました。いいですねぇ、川は。水がわりと冷たかったです。10分ほど川の流れをボーっとしながら見ていました。

戸倉城山

戸倉の交差点から城山を見る

その後、戸倉の交差点に来ました。最初に登った戸倉城山が見えます。要するに戻ってきたってことですね。この時点ですでに檜原街道を歩いていて、あとは武蔵五日市駅まで歩いて終了となりました。

短い距離ながらも初っ端の急登やくもの巣でダメージが蓄積された今回の山行。終わってみるとなかなか気持ちのいいものでした。戸倉城山、もう来ないかもしれないとは書きましたが、何年かしてそれこそ長い距離が無理になったころにでもまた登ってみようかななんて気にはなっています。今度はメインルートを使って。

合計距離: 11.98 km
最高点の標高: 430 m
最低点の標高: 177 m
累積標高(上り): 657 m
累積標高(下り): -659 m
総所要時間: 04:54:30
Download file: 20221001_あきる野市.gpx
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